ゼンノロブロイ産駒の特徴|得意なコースや距離、重馬場適性や血統分析

ゼンノロブロイは2000年生まれの種牡馬です。
このページではゼンノロブロイ産駒の得意な競馬場、距離、重馬場適性などを分析しています。

ゼンノロブロイの成績

血統表

競走成績

  • 戦績:20戦7勝
  • 賞金:1,115,608,000円/101,200ポンド

主な勝ち鞍

  • 有馬記念
  • ジャパンC
  • 天皇賞・秋
  • 神戸新聞杯
  • 青葉賞

受賞

  • 2004年 年度代表馬、最優秀4歳以上牡馬

種牡馬成績

  • 2009年 57位
  • 2010年 14位
  • 2011年 13位
  • 2012年 13位
  • 2013年 14位
  • 2014年 12位
  • 2015年 7位
  • 2016年 11位
  • 2017年 17位
  • 2018年 22位
  • 2019年 36位
  • 2020年 59位
  • 2021年 115位
  • 2022年 127位

代表産駒

  • サンテミリオン(オークス)
  • マグニフィカ(ジャパンダートダービー)
  • ペルーサ(青葉賞)
  • トレイルブレイザー(アルゼンチン共和国杯、京都記念)
  • ルルーシュ(アルゼンチン共和国杯)
  • アニメイトバイオ(ローズS)
  • バウンスシャッセ(中山牝馬S、愛知杯)
  • タンタアレグリア(AJCC)
  • ナムラビクター(アンタレスS)
  • グリム(レパードS、白山大賞典2回、マーキュリーC)

ゼンノロブロイ産駒の得意距離は?

距離別

芝:1800~2400m

芝の中距離を得意としており1800~2400mが守備範囲です。東京競馬場での成績が良くオークスを勝ったサンテミリオンや青葉賞を勝ったペルーサなど重賞クラスの産駒も東京コースでの活躍が目立ちます。

ダート:1600~2000m

サンデー系の中ではダートで走る産駒が比較的多く、多くは下級条件止まりですがマグニフィカやナムラビクター、グリムなど重賞を勝つ産駒もいます。

距離は1600~2000mを得意としており、JRA唯一のダート1600m(東京)コースでは複勝率は30%近い他、1800~2000mの回収値も高く馬券的に面白い存在です。

ゼンノロブロイ産駒 芝コース成績

芝・競馬場別

札幌、東京競馬場の成績が目立ち、特に東京の重賞では見逃せない存在です。天皇賞・秋が行われる東京芝2000mが最も得意なコースですが、天皇賞・秋に挑戦できたのはペルーサだけというのが残念。

またメートルダールが中日新聞杯を勝っていますが、左回りでも中京競馬場は苦手としており勝率、連対率、複勝率で全コース中最下位の数値となっています。

得意なコース

  1. 連対率26.1% 東京・芝2000m
  2. 連対率23.5% 札幌・芝1800m
  3. 連対率23.1% 阪神・芝2400m
  4. 連対率21.8% 東京・芝1600m
  5. 連対率21.4% 中山・芝1800m

苦手なコース

  1. 連対率3.2% 京都・芝1400m(外)
  2. 連対率7.7% 中京・芝1400m
  3. 連対率8.8% 京都・芝2200m
  4. 連対率9.1% 中山・芝2500m
  5. 連対率9.7% 福島・芝2000m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

芝・クラス別

3勝クラス~オープン特別○

GⅡ、GⅢまでの成績はそれほど変わらず期待できますがGⅠでは軽視。GⅠで馬券になったのはペルーサ以外は全て世代限定戦で、他のサンデー系と比べるとやや足りなかったり不器用な産駒が目立ちます。

爆発力はありませんが自己条件はキッチリ走る産駒が多く、3勝クラス~オープン特別くらいで走る産駒が多めです。

芝・前走距離別

距離短縮○

距離短縮時の成績が良く回収値も高めですが、距離延長時の成績はイマイチ。500m以上の大幅な距離変更には対応できていません。

ゼンノロブロイ産駒 ダートコース成績

ダート・競馬場別

ダートはコースによって成績・回収値が大きく変わります。直線が350m以上ある東京・新潟・阪神競馬場では成績も安定しており回収値も高め。直線の短い福島や小倉競馬場は苦手としています。

直線が410mある中京ダートは成績は低いのですが回収値は全コース中トップ。特に1勝クラスや未勝利戦で時々大穴をあけることがあります。

得意なコース

  1. 連対率28.2% 阪神・ダ2000m
  2. 連対率23.5% 新潟・ダ1200m
  3. 連対率23.1% 札幌・ダ1700m
  4. 連対率22.1% 新潟・ダ1800m
  5. 連対率20.8% 京都・ダ1900m

苦手なコース

  1. 連対率2.6% 阪神・ダ1200m
  2. 連対率4.2% 中京・ダ1400m
  3. 連対率6.5% 中山・ダ1200m
  4. 連対率8.5% 中京・ダ1900m
  5. 連対率9.1% 福島・ダ1700m

※1勝クラス以上のレースを集計、出走数が少ないコースは省いています。

ダート・クラス別

オープン特別○

2勝~3勝クラスで壁にぶち当たるようで成績や回収値も一気に落ちますが、そこを乗り越えるとオープン特別やGⅢでも好走します。特にオープン特別の成績や回収値は非常に優秀です。

またハンデ戦の成績が振るわないのでレース条件には注意。

ダート・前走距離別

延長・短縮△

ダートは距離延長・短縮ともにあまり成績は良くありません。500m以上の距離変更はあまり見ませんが基本的には買えません。

ゼンノロブロイ産駒 重馬場・季節適性

重馬場適性

芝の重馬場△、不良馬場○

芝では稍重、重馬場と馬場が悪くなるに連れて成績が落ちています。不良馬場では盛り返し回収値も抜群に良いのですが、不良馬場自体があまり無いので基本的に道悪は苦手と覚えておいていいと思います。

ダートは馬場状態による差はあまり見られませんが、回収値では不良馬場が高め。芝ダート共に不良馬場の時だけは注目してみてもいいかもしれません。

重馬場で狙いたい母父

母父スピニングワールド、シングスピールの2頭の成績・回収値が非常に高く、それ以外ではミスプロ系のエルコンドルパサー、クラフティプロスペクター、キングマンボあたりがお勧めです。

季節適性・牡馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牡馬:5~6月、9~10月○

牡馬は年間を通して安定していますが、東京と新潟開催のある5月が唯一の複勝率30%弱で5~6月は安定しています。9~10月も複勝率25%前後で回収値も悪くありません。最も成績が悪いのは12月で唯一複勝率が20%を切っています。

季節適性・牝馬

※1勝クラス以上のレースを集計

牝馬:8~12月○

牝馬は特徴を掴みづらい部分もありますが、4~7月の成績が低めで8月から年末にかけて成績が安定します。上半期は2、4、6月と偶数月の成績や回収値が悪いという特徴も。

ゼンノロブロイ産駒 血統相性

母父系統別成績

母父フレンチデピュティやトニービンはクラスが上がっても安定しています。重賞クラスになるとノーザンダンサー系かミスプロ系が強く、時々大穴をあけるのもこの2つの血統が殆どです。

母父ノーザンダンサー系

  • サンテミリオン(母父ラストタイクーン)

母父サドラーズウェルズ系

  • コスモネモシン(母父シングスピール)
  • リラヴァティ(母父シングスピール)

母父フォーティナイナー系

  • トレイルブレイザー(母父フォーティナイナー)
  • サトノフェイバー(母父Distorted Humor)

母父ミスタープロスペクター系

  • タンタアレグリア(母父Stuka)
  • アグネスワルツ(母父ヘクタープロテクター)
  • パシフィックギャル(母父Petionville)

ゼンノロブロイ産駒 特徴まとめ

芝コース

1800~2400m
札幌・東京競馬場○、中京競馬場△
東京の重賞では人気薄でも注意
距離短縮○、距離延長△(500m以上の変更は×)
重馬場△

ダートコース

1600~2000m
東京・新潟・阪神など直線が長い競馬場○
ハンデ戦は苦手
距離変更△
重馬場△

ゼンノロブロイ産駒の分析は以上です。

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